キリスト教信仰

活動計画の柱のひとつである「エンパワーメント」において、キリスト教信仰によって力強く歩むことがあります。子どもたちとその家族の信仰が成長し、神様の愛を体験し、神様から与えられた可能性に気づくことを望んでいます。また、子どもたちに仕えるスタッフが召命感をもって仕事を行うことができるよう、スタッフの信仰のサポートもします。

私たちは、日々のプログラムや行事を通して、以下のように様々な方法でこれを実践しています。

子どもたちの信仰を育むことは、他のサービスと同様、子どもたちの成長の核となることです。そのため、できるだけシンプルな方法で神様の言葉を伝えます。視覚教材、歌、寸劇などを使って子どもたちにメッセージを伝え、クラスでの活動でもアートやビデオを使って同じメッセージを強調します。また、子どもたちが聖書の登場人物の役に参加することで、子どもたちの心にメッセージを留まるよう願っています。

子どもたちのご家族が療育に付き添いで来る際に、子どもたちの活動と並行してご家族の集いを行います。これは、気持ちを分かち合ったり情報を共有したりする他、み言葉を聴き、共に祈る時間でもあります。 ミニストリーの牧師が週一回来て礼拝し、それ以外の日もシロアムのチャプレンが担当しています。ご家族が福音を聴き、理解し、信仰的に成長し、彼らがおかれている様々な状況を聖書の観点から考え、福音によって生きることができるようお手伝いします。

現在、年に3回行われている礼拝で、子どもたちとその家族・親族、近隣の教会、友人、パートナーと共に、神様の大家族、共同体として神を礼拝するために集まります。礼拝において子どもたちもそれぞれの賜物で神様に仕えることができるよう工夫し、子どもたちの理解のレベルに合わせてシンプルな神様の言葉を聞くことができます。この礼拝は、私たちの社会において「社会の中で小さくされたものたち」が取り残されることなく礼拝を守ることができるよう、また、シロアムの子どもたちとその家族が信仰的に成長することを目的としています。

スタッフは毎日8時から讃美・み言葉・祈りをもって一日を始めますが、毎週火曜日は午前7時半から8時までスタッフ礼拝が行われています。この礼拝は、スタッフが共に福音を聞く機会であり、子どもたちとご家族へ仕えることへの指針となっています。一人ひとりのスタッフが礼拝で奉仕し、ワーシップリーダー、説教者などさまざまな分野でそれぞれの賜物を生かす場にもなっています。